ミツバチに恩を仇で返された話

アンケートへのご協力ありがとうございました。とりあえず今日は黒歴史について、趣味についてもそのうち書こうかなと思っています。

今月のPV数も100超えたんですよね。みんな私のブログ大好きじゃん。ありがとうございます。

 

今日は、小学校一年生の時の私の話をします。これ、黒歴史と言えるのかどうか、ちょっとわかんない話なんですけど。

先に言っておくと、当時の私は今以上に世界に関心がないぼんやり娘な上に、内弁慶で心の上下が激しい、本当にもう、手のつけようのない人間だったんです。

小学校にようやく馴染んできた、1年生の冬ごろのこと。ある朝学校に行くと、なにやら人だかりができているのに気がつきました。近づいてみると、どうも死にかけのミツバチをみんなで囲んでるみたいなんですよね。

当時、教室ではカマキリを飼っていたので、餌にしようと男子がなんとか掴んでカマキリのカゴに入れようとしていたんです。普通ならそのままスルーなんですが、当時6歳の私は虫とか草とか、とにかく人間以外の生きとし生けるものが大好きな上にドドドドドアホだったので、男子を押しのけてミツバチを左手に乗せ、手で温め始めました。もうアホでしょ。もうアホなんですけど、この辺で小学校によくある、「朝の会」が始まる時間になるんですね。

私のクラスはこの朝の会の中に歌を歌ったりする時間がありました。まぁ、あの頃の私にとって、音楽は感じるものだったので、適当に体を揺らすだけなんですけど。ミツバチを左手で温めながらね。ミツバチを左手で温めながら、歌を歌っている最中だったか、歌い終わって先生が話をしている最中だったか、もうあまり覚えていませんが、奴が、息を吹き返したんですね。歩き始めたんです。あ、歩き始めた、と思った次の瞬間、鋭い痛みが左手に走るわけです。

まぁ、刺されるよね。「あ」って声、出るよね。朝の会の最中に手でミツバチを温めて刺されたの、多分あの先生の教師人生の中でも、私だけだったんじゃないでしょうか。そこから先の記憶は割と曖昧なんですが、先生に刺された旨を伝えて針を抜いたあと、保健室に行き、毒を抜いてもらいました。別に泣いたりしてなかったですね。なんで泣かなかったのかよくわからないんですけど。子供心に恩を仇で返されたことに憤慨していたんでしょうか。せっかくあたためてあげたのに私を刺した上に死んでいきやがって。

担任の先生には、「痛かったでしょ?もう蜂は手で持たないの」と優しく諭されました。なんてできた先生なんだ。

ゲンキンな私はでもここで止まりません。勉強がめちゃくちゃ嫌いだったので、「せんせー、えんぴつがもてないです」と言いました。サボりたい。この痛みを代償にえんぴつを握らなくてすむならわたしは何回だって蜂を手に持つわ。そう思いました。私の決意はダイヤモンドよりも硬かった。

先生に怪訝そうな顔で「あなた、右利きでしょ?」と言われました。

ボキッ(決意の折れる音)

 

クソッッッッ!!!!なんで右手を刺されなかったんだッッッ!!!!!私の馬鹿野郎!!!!!

 

どうしたって勉強の呪縛から私は逃れられないのだ、と悟った6歳の冬でありました。ここまで読んでくださって、ありがとうございました。