風邪ひきました

風邪をひいたらブログ書くって言いましたよね、そういえば。あれ、言ってなかったっけ? まぁどうでもいいですね ここは吐きだめなので。

そんなわけで今年度2度目の風邪をひいたわけなんですけど、今回の敗因はオーバーワークでしたね 私基本的にプー太郎なんですけど もうあの 朝から晩まで布団の上で過ごすようなプー太郎なんですけど この間珍しく3日連続フルで活動してたことがありまして その翌日が授業だったんですよね。そしたらこのザマだよ。なんだこの貧弱は。はやく消炭になれ。

別に話すことないんですけど、暇なので私の中学時代の話をしますね。私、今でこそ魂の抜けたような見た目 死神のような顔をしてますけど、昔はギラついてたんですよね 中学の頃はね そんな私のギラつきエピソードの1つを今日はご紹介して、終わりにしようと思います。

 

──あれは、中学3年の秋のこと。

リビングで歯磨き中に、親と口論になった私は、ブチ切れて、そのまま階段を駆け上がり、自室の戸をバン!!と閉めて、ベッドを蹴り、布団を蹴り…………

──大人はわかってくれない。

──私は、ずっとひとりだ。

そう泣きながらひとしきり暴れまわり、適当に疲れてきたところで、ふと我にかえったのです。

右手には、そう、歯ブラシ。口の中には、歯磨き粉。私は歯磨きの最中にリビングを飛び出したので、当然口をすすぐこともできず、歯ブラシを置きに行くこともできない……

──しかし、ここで引き下がるわけにはいかない。

理由は簡単、めちゃくちゃブチ切れてしまったからだ。めちゃくちゃブチ切れてしまった手前、口をすすぎ歯ブラシを戻すためだけに階段を降りるわけにはいかない。そんなのダサい。ダサすぎる。ガラスの十代が聞いて呆れる。っていうか親にどんな顔すればいいんだ。「あっ……いや、ちょっと、歯ブラシを……」とか、言えるわけないだろ。めちゃくちゃ笑われるに決まっている。そんなのキツすぎる。思春期なんだ私は。繊細な、もう、ガラス細工のような心で、盗んだバイクで走り出すような……そういうのだから。しれっと戻れないから。

しばらく悩んだ後、私は名案(実際は全く名案ではない)を思いついた。要はここから、歯ブラシの存在をなかったことにすれば良いのだ。私は、枕元の窓を開けた。そしてその窓から、歯ブラシを思いっきり投げた。明日からは新しいのを使えばいい。口の中はこの際どうでもいい。おやすみなさい。

そう思って眠りについた。妙に快眠だったことを覚えている。

庭で草刈りをしていた父親が、怪訝そうに「おまえ、歯ブラシ投げた?」ときいてきたのは、それから数日後のことだった。どうも腕力が足りなくて、普通に庭に落ちたらしい。しかもそれを、親に見つけられた。

ダサい。ダサすぎる。思春期とかじゃなくて、普通にダサい。その日はめちゃくちゃ笑ったし、笑われた。

なにが「大人はわかってくれない」だよ。キレて後に引けなくなったからと言って窓から歯ブラシを投げるなよ。

 

私はsensitiveな10代になりたかったんですよね、窓ガラス割って歩くみたいな。でもなんかね、なんか、ちょっとダメでしたね。ドアをバン!と閉めるときもね、ドアのそばにある電気のスイッチが切り替わっちゃうんですよ、衝撃波的なもので。バン!カチ!真っ暗!みたいなね。

でもそういう、めっちゃ怒ってんのに空回りすることって、みんなもあるでしょ、あるよな?あると思います。是非聞かせてください。

 

こんな駄文をここまで読んでくださってありがとうございました。